気管支喘息|喘息や生活習慣病などでお困りなら船堀内科クリニック

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気管支喘息

気管支喘息について

気管支喘息は、気管支の慢性的な炎症がもとになっています。

慢性的な炎症がもとになり、少しの刺激で気管支平滑筋の収縮、気道粘膜のむくみ、喀痰の過剰産生などが生じることにより(気道過敏性の亢進)気道が狭くなる病気です。気道が狭くなると、呼吸をするたびにゼーゼー、ヒューヒューという気管、気管支の音(喘鳴)を伴った、呼吸困難が起こります。

発作の引き金になるのは、ダニ、犬、猫などの毛、室内のほこり、かぜなどの感染症、温度変化、台風などの気圧や湿度の変化、タバコの煙、運動と実に多岐にわたります。ストレス、住宅の気密化、断熱化も喘息増加の一因とみられています。

かつて喘息治療は発作がおきたときに気管支を広げる薬を投与し、治まれば薬をやめる治療法を行っていました。

しかし、発作を繰り返すと、気道炎症が慢性化し、気道の壁(基底膜)が厚くなったり、気道粘膜の分泌線が異常に発達して、発作を起こしていなくとも気道が狭くなったままの状態になっていってしまいます

これを気道のリモデリング(再構築)といいます。

気管支喘息について

気管支喘息について

気道のリモデリングをおこすと少しの刺激で発作を起こしやすくなることがわかり、 現在では発作がないときにも吸入ステロイド剤や新しいタイプの抗アレルギー剤などで気道の炎症を抑え、発作を予防する治療に変わってきました

気道の炎症を抑えるためには、吸入ステロイド剤を長期に使用することが重要です。治療を継続することにより、昔は喘息は治らない病気と考えられていましたが、ほぼ症状にない状態(寛解)になる患者さんも多く見られるようになりました。

このような治療により以前はコントロール不能だった重症な患者さんも全く発作のない状態が維持できるようになってきました。

息が苦しくなったり、喘鳴があったり等、気管支喘息を疑われた方は、小児も含めて年齢層を問わず診療可能ですので、お声をかけてください。

吸入ステロイドについて

90年代に入り気道炎症を改善することが喘息治療の主体となり吸入ステロイド剤が治療の中心的な位置を占めるようになってきました。その結果、喘息で入院する患者さんや死亡する患者さんが激減しました。

吸入ステロイド剤は気道炎症を抑え、喘息を治癒に導く作用が期待されます。そのため、当院ではたとえ症状がなくとも、使用するように薦めております。吸入ステロイドは副腎皮質ステロイドなので副作用を気にして使用に抵抗のある患者さんも散見されますが、吸入ステロイドの場合、薬は気管、気管支に作用した後、血中に移行してすぐに肝臓で代謝されてなくなってしまうので問題ありません。

また、妊婦の喘息の場合でもできるだけ吸入ステロイドでコントロールすることも推奨されています(母体が喘息発作をおこすことにより胎児が低酸素血症に陥るほうが悪影響が出やすいといわれています)。

特殊な喘息

アルコール誘発喘息

アルコールに弱い人が飲酒すると、15分くらいで喘息を起こすことがあります。 アルコールはアセトアルデヒドデハイドロゲネース(ALDH)という酵素で代謝されます。

この酵素活性が低い遺伝子を持った喘息患者さんでは、アルコール分解がアセトアルデヒドから酢酸へ進まないので、血中アセトアルデヒド濃度が上昇して肥満細胞からヒスタミンが遊離し、気管支収縮などが起こって喘息発作が誘発されます。 予防は抗ヒスタミン薬(アレロック、アレグラ)の予防内服や、ヒスタミン遊離を防ぐ薬剤のインタール予防吸入が特に有効です。

月経関連喘息

生理に一致して喘息発作が起きる女性がいます。月経関連喘息には通常の喘息治療の他に女性ホルモンのプロゲストロン内服が有効とされています。しかし、生理前に体がむくみ、体重が著しく増える女性では利尿剤が有効なことがあります。

運動誘発性喘息

運動誘発性喘息はランニングなどの呼吸が激しくなる運動を始めるとゼーゼーしたり、咳き込んだりする発作で、成人にも見られますが、喘息の子供ではありふれた発作です。

運動開始後、5~10分で発作が始まり、30~40分で自然に収まることが多いです。空気が冷たくて乾燥していると運動誘発性喘息が起きやすいので、秋から冬にかけて起こしやすい喘息発作です。

逆に、暖かくて湿った空気では起こりにくいので、昔から喘息の子供の運動としては、水泳が推奨されてきました。慢性喘息を背景に運動誘発性喘息が起こるので、予防はまず普段の喘息治療です。加えて、運動開始前にサルタノールなどのβ2刺激薬を吸入するのが最も有効です。インタールの運動前の吸入や抗ロイコトルエン薬の定期内服も予防効果があります。

咳型喘息

一般に喘息はゼーゼー・ヒューヒューするものですが、しつこく頑固な咳の中には喘息治療でピタッと治る咳があり、咳型喘息と言われています。吸入ステロイド剤や気管支拡張剤で咳発作が著しく改善すれば咳型喘息と診断されます。

では、どんな咳で咳型喘息を疑うのか、咳型喘息の特徴は昼間より夜中から朝方に多く、冷気や煙・匂いなどに反応して咳発作を起こしたり、長電話や激しい作業でつかれると咳き込むなどの特徴があります。

胸痛型喘息

喘息の中には咳やゼーゼー・ヒューヒューすると喘鳴がなく、胸の痛みだけが症状の患者がいます。この痛みは喘息治療で改善します。

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